【映画考察】「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」子供におすすめ、伝えたい

かぞく

基本情報

・製作年:1994年4月23日 映画版2作目
・放映時間:96分
・興行収入:20億6,000万円
・監督:本郷みつる
・脚本:本郷みつる・原恵一
・主題歌:岸恭子「約束see you」

物語は野原家が商店街の抽選で海外旅行が当たるところから始まっています。ただ、そこには、ブリブリ王国の秘宝を手にし世界征服を企むホワイトスネーク団の罠が潜んでいました。しんのすけと、自分そっくりなブリブリ王国の国王スンノケシ王子、協力しながらも悪と戦っていく。そんなストーリーです。

本作の興行収入20億超えと歴代では上位

本作は、原作者「臼井氏」より「インディージョーンズのような映画に」とリクエストを受け作成された。
劇場版第2作であり、当時は前作に次ぐ第2位であり、第23作目「オラの引越し物語 サボテン大襲撃」公開までは歴代で20億を超えた作品は前作と本作のみだった。現在の歴代シリーズ興行収入でも5位に入っています。

また、本作は僕が映画館で初めて見た映画なんです。当時「映画館でドキドキ」したのを今でも覚えています。なので、歴代クレヨンしんちゃんシリーズでも好きな作品なんですよね。

子供に伝えたいメッセージ

無料にご注意

ひろし「はぁ〜こんな所なんて来るんじゃなかった」
みさえ「何言ってんのよ!喜んでいたくせに!」
ひろし「お前が福引きなんかしなかったらこんなことにはならなかったんだぞ」
みさえ「何よ。しんのすけがさらわれたのも、あたしのせいだって言うわけ?」

映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」より引用

物語の始まりは、「商店街の抽選で当たった旅行」。ただ、そこにはしんちゃんを誘う罠が潜んでいました。世の中って「無料」のもので溢れていますが、「なんで無料なんだろう?」そう思うことって大事だったりしますよね。

真摯さ、誠実さはとても大切

ハブ「お前たちはここまでだ」
ニーナ&サリー「ちょっとぉ、ひどいじゃないのぉ!頑張ったのはあたしたちよ〜!それを”お前たちはここまでだ”ですってぇ!」

アナコンダ「おい!オカマ共、そのガキを殺せ!」
ニーナ&サリー「オカマ、オカマって気安やすいんだよ。この変態ジジィ。子供を殺すなんてやなこった。」
アナコンダ「んん!なにぃ」
ニーナ&サリー「宝はあんたが一人占め。汚い仕事はみ〜んなあたしたち。それじゃあ〜ね〜。フン。」

映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」より引用

ハブやアナコンダは自分のことばかり考え、ニーナ&サリーへ失礼な態度を繰り返します。
有名なドラッガーさんも「真摯さは後天的には手にできない能力」といっています。社会人として戦っている中でも、「この人、真摯さ、誠実さないなー」って簡単に分かりますよね。だからこそ、我が子には、真摯な大人になってもらいたいなと思います。

信念を持ちコミュニケーションを取り続ければ、敵も味方になってくれる

ルル「何で行かないのよ?」
ニーナ&サリー「もう階段はうんざり。」「困っている人は助けましょうって学校で教わったでしょ?」

映画「クレヨンしんちゃん ブリブリ王国の秘宝」より引用

社会では、「衝突」は必ずあります。そんな時でも、信念をぶらさず、正しい行為を繰り返していると、時として「衝突していた方が味方になる」こともありますよね。
どんな人にも先入観を持ちすぎず、関係をもって欲しいなぁと思います。

まとめ

本作は、僕が初めて映画館で見た映画だけに、思い出バイアスが強い作品です。
ただ、人間として「真摯さや誠実さ」の大切さを感じさせてくれる名作です。最新の技術を駆使した最近の作品も良いですが、ちょっと昔の作品に足を伸ばしてみてはいかかでしょうか。

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